小原唯が地元Vに邁進

小原唯志
昨年後期のS級戦では、積極的に駆けるも結果に結びついていなかった小原唯志だが、降級した今期は1月宇都宮❷着、同月川崎❶着など、安定した成績を残している。宇都宮の決勝は福田稔に続いての準V、川崎の決勝は川上隆の先行を差してのV。いずれも栃茨ラインの若手と連係しての結果ながら、川崎の準決は逃げて2着に粘っていて、機動力は健在だ。熟知しているホームバンクなので、好スパートを決めて地元Vをものにしよう。差し脚シャープな古川尚耶が小原を盛り立てる。1月川崎MN❶着では、同県中村隆の逃げを差して栃木ワンツーを決めた。小原の仕掛け次第では逆転十分。
藤田昌宏の単にも魅力を感じる。50歳の大ベテランながら、昨年後期は4Vを達成している。随所で自力も出していて、機動力も衰え知らずだ。藤田とタッグを組む守谷陽介もまくりの機動力がある。前後は流動的だが、昨年7月青森の決勝では、番手まくりで優勝した藤田に守谷が食い下がり、岡山コンビで連独占を決めている。ここも藤田が前で戦うか。
先陣を受け持つ金澤竜二を杉山悠也、小橋明紀が援護する北日本勢も差はない。