底力を重視して阿部将

阿部将大
昨年はG3での3Vを含み8Vとブレイクした阿部将大。冬場に入りやや調子を落とした感はあるものの、このメンバーなら底力は断然上位だ。吉本卓仁、園田匠の福岡コンビが続けばラインも強固。機動力を遺憾なく発揮して優勝をものにしよう。最近はほとんど自力は出していない吉本だが、目標をつかんだときはしっかり勝っている。好展開が巡ってくれば単望める。園田も近況はまずまずだ。九州ラインがレースを支配すれば浮上してくる。
地元の道場晃規を大ベテランの中村浩士が援護する南関勢も互角の戦い。まだS級では優勝経験がない道場だが、2月奈良記念では1❽着と決勝進出。好機に仕掛けて主導権を握れば勝ち負けに持ち込める。
高橋築、末木浩二の関東同期生コンビも忘れてはならない。高橋は1月に2場所続けて失格を喫したのは気になるものの、勝ち星が多く調子は申し分ない。