条件付きで地元の貝原涼を指名

貝原涼太
近藤圭佑、藤井將と点数上位で格上の自力型がでんとそびえ立つが、まずは125期勢の力比べか。佐々木亮太、貝原涼太、西岡利起、久田朔、細中翔太、中西勇はどのシリーズでも本命級の実力者。出遅れていた油谷蒼、西村剛も力を付けてきている。久田はここの前の3月21日からの前橋で、佐々木は22日からの玉野で特班している可能性があることを考慮して、本命には地元のホープ貝原を推したい。デビューの前期はなかなか優勝に手が届かなかったが、11月西武園MNで初Vを手にすると、今年に入って3V。3月伊東の決勝はダッシュ鋭い小田恭に叩かれるも、追っての番手まくりで激戦を制した。スピード抜けた久田やここにきて圧巻の強さを見せる佐々木との対戦になると分の悪さは否めないが、不在ならホームバンクで主役の自覚を持ってライバル達を打ち破る。
西岡は3月別府で志田愛、岡部陸らとの同期対決を制してV奪取。その内容も最後方からまくり上げ、一旦中団で外の選手が邪魔になったが、冷静に態勢を立て直しての強襲劇と脚がなければ不可能な芸当を披露した。久田、佐々木を除いて、純粋に脚力評価なら一番と評価しても良さそう。
細中も動きは軽快そのもので、今年に入って優勝が1回しかないのが信じられないほどの暴れっぷりだ。勝負所でためらわずに仕掛けてV奪取は十分。
中西は先行意欲では一番の存在だ。2月岸和田では岩元叶、船山真ら同期の強豪を封じての逃げ切りV。ここもペースで行ければ怖いだろう。
さて、前記の近藤、藤井ややはり降格組の鳥海創もV候補から外すわけにはいかない。藤井はここにきて落車、失格とリズムを乱しているが、3選手ともに降格するやV争いに絡んでいる。いずれの選手も自力で優勝を狙えるが、近藤は関東同士で貝原、藤井も同県の細中がいるので番手で有利に運べる可能性もある。