深谷知の機動力が断然

深谷知広 欠場
競走得点116点台とひと際抜けた存在である深谷知広がシリーズリーダーだ。12月松山記念から連続で優出が続いている。特に今年は全日本選抜で決勝戦3着、ウィナーズカップ決勝進出、地元の静岡記念、名古屋記念とG3を2回制する活躍ぶりだ。F1戦の出場機会は少ないものの、3月取手着としっかりと優勝を手にしているだけに、ここでもV最有力で間違いないだろう。小原太樹、青野将大の神奈川勢が深谷とともに上位進出を狙う。仮に深谷が神奈川師弟コンビと別線となるようならば、機動型手薄な北勢の渡部幸訓、新山将史が深谷との連係する場面も出てくるか。渡部は4月高知記念で優出と乗れているので、深谷の番手なら連は外せない。
静岡記念で決勝進出を果たした荒井崇博は、3月小倉着、宇都宮完全V、前橋G3着と3月だけで7勝を挙げている。ここではルーキーチャンピオンレースを制した阿部英斗が勝ち上がってくれば、後位から抜け出しも望めそう。差し脚好調な柏野智典、橋本強は九州勢と結束すればさらに有利になってくるだろう。
関東勢は吉田有希、菊池岳仁の若手機動型が主軸。両者はヤンググランプリで連係があり菊池が優勝を飾っているだけに、軽視はできないだろう。