安定感抜群の山崎将が軸

山崎将幸
競走得点95点台と、ひと際存在感を放つ山崎将幸が今シリーズのリーダーを務める。降級の今期は優参を外しておらず、安定感は申し分ない。そして4月平では今期初優勝を3連勝で手にした。ここからは一気に流れをつかみ、連勝街道を突き進む構えだ。自在性を武器にする藤根俊貴らとともに、北日本勢が結束しシリーズの主導権を握りに行く。
巻き返しを狙うのが尾方祐仁。4月西武園MN、同月福井と続けて決勝進出を逃しているが、機動力と若さを兼ね備えた走りで立て直しを図りたい。中部勢では、差し脚シャープな愛敬博之、個性派の吉田茂生らと連係し、上位争いも十分視野に入る。
存在感を高めているのが中村隆生だ。3月宇都宮で今期初Ⅴ、さらに4月京王閣MNでは今期2Ⅴ目を挙げるなど、好調ぶりが際立っている。逃げとまくりを高いレベルで使い分ける器用さがあり、ラインを組む追い込み型にとっては信頼の置ける存在だ。加えて、組み立てに進化が見られる小榑佑弥も控えており、関東勢の先導役としてシリーズに存在感を示したい。
近藤俊明、丸山啓一ら南関勢はスジの目標が池邉聖くらいではさすがに苦しい。