持久力高い安達光から

安達光伸
在所3位の安達光伸が今シリーズの主役を務める。高校、大学と自転車競技の中距離種目で活躍。競技時代で培ってきた持久力は今回生でもトップクラスで、記録会の3000mでは今回生トップのタイムを叩き出している。また競走訓練でも第2回トーナメント競走で優勝実績を誇る。初戦の熊本では231着と決勝進出は叶わなかったが、最終日には上がり11秒0の快速まくりで白星を挙げており、今シリーズでは前回以上の結果を期待したい。在所5位の椎名俊介は第3回記録会ではゴールデンキャップを獲得した好素材。卒業記念レースでは11着と表彰台入りを果たし、デビュー戦の5月別府も三神遼、尾野翔に次ぐ決勝3着。レースセンスもいいだけに、V争いに加わってきそうだ。在所15位ながらも、初戦の熊本で準優勝とヒットを飛ばした杉浦颯太も侮れない。予選は持ち前の機動力で連勝を飾ると、決勝戦でも優勝した尾野に差されたものの、潜在能力の高さを示しており、トップクラス相手でもそん色はない。在所6位の諸隈健太郎、在所10位の長野魅切、在所13位で熊本の予選1で白星を挙げている真木寛斗ら成績上位者や、熊本で優参している馬越裕之、卒業記念レース準Vの吉岡優太などにもチャンスはありそうだ。
ガールズでは初戦の熊本を制した在所3位の岩元杏奈が登場。熊本では14着と予選2こそ確定板を逃したが、シリーズ2勝を挙げて優勝、続く別府も11❸着と実戦デビュー戦で好スタートを切った。在所2位の北岡マリアは、ルーキーシリーズ初戦の熊本は13着と悔しい結果に終わったが、予選1では豪快なまくりで後続を6車身突き放す快勝劇をみせており、今シリーズでの巻き返しを期待したい。適性組のなかで在所成績最上位の半田水晶は、熊本の予選2で岩元らを相手に逃げ切るなど予選2走とも持ち前の積極性を披露した。在所5位で、デビュー戦の別府では酒井亜、岩元と力勝負を演じて23❷着の岡田優歩も先行力では引けを取らないし、熊本の決勝戦でまくりで2着と健闘を見せた今西瑠花も出番はあるか。