比佐宝が混戦を制す

比佐宝太
将来性豊かな若手レーサー・比佐宝太が、混戦ムードの今シリーズで注目を集める。2月川崎MNから7場所連続で決勝進出を果たした実績が示す通り安定したレース運びが光る。そろそろ優勝を手にしたいところだ。同じく北日本からは、鋭い差し脚が持ち味の杉山悠也も参戦しており、ラインでの上位ワンツーも十分に狙える構成だ。
対抗格として浮上するのは、石口慶多と小谷実の近畿コンビ。今期すでに4Vを挙げている石口は破壊力あるまくりが武器で、勝負強さはピカイチ。タテ脚に優れる小谷も決勝の常連だ。石口が別線を力でねじ伏せて二人で決まる場面も十分に考えられる。
菅谷隆司、大矢将大らの関東勢、宗崎世連-吉永好宏で連係が見込める中四国勢、さらに九州からはダッシュを生かした積極策で勝負する小柳智徳が参戦。各地区に実力者がそろった今節は、白熱の攻防が期待される。