安定感際立つ山田敦

山田敦也
最も信頼性が高いのは山田敦也だろう。長らくS級トップクラスで活躍した実力者だけに、A級では高いレベルで成績をまとめている。今期は5月岸和田まで、オール優参して2Vながら、決勝で確定板を外したのは1回しかない。田口勇介、菊地圭ら北日本は自力型がそろい目標にも困らない。
自力攻撃の破壊力なら望月一成が最上位。今期の滑り出しは大きな数字が目立っていたが、3月静岡で❶着と初Vを飾ると、4月は平、福井を連覇している。調子を上げてきただけに、主導権を握っての押し切りは十分。大ベテラン成清貴之が望月に続く。来期はS級に復帰するように51歳ながら目標をつかんだときの捌き、差し脚はしっかりしている。
まくり兼備の差し脚鋭い谷田泰平は、怪我から立ち直って調子を上げてきた出口謙一郎が好目標となりそう。山本巨樹らも好位置占めると浮上してきそうだ。