機動力上位の内藤久

内藤久文
今シリーズは混戦ムードが漂う中で、中心視したいのは内藤久文だ。近況はやや安定感を欠く印象だったが、5月四日市では❻着。決勝こそ単騎で苦戦したが、初日特選、準決は力強く逃げ切っていて、先行基本の機動力はこのクラスでは上位。着順以上に積極的なレースぶりが目立っており、ここもタイミング良く飛び出せば、別線完封が期待できる。地元の宮越孝治や伊東佑晟、富永益生ら中部勢は層も厚く、伊東と同乗なら内藤は番手戦も考えられそう。いずれにせよシリーズを通して中部勢の活躍が目立つこととなりそう。
櫻木雄太の動向にも注目したい。2月玉野で完全優勝を果たして以降もコンスタントに結果を出していて、着実に地力をつけている。同県のベテラン・良永浩一の援護を受けて、中部勢を苦しめるシーンもありそうだ。
徹底先行を貫く村上翔馬、機動力光る高井流星と岡崎景介の中国勢らも勝負所を逃さずV争いに加わっていきたい。