三澤優が中心も混戦模様

三澤優樹
「ルーキーシリーズ2025」最終戦は玉野競輪場でミッドナイト開催として行われる。V最有力候補は、第3戦の平で地元優勝を果たした三澤優樹だ。在所22位ながらも、第3回記録会のゴールデンキャップ獲得者。ルーキーシリーズでは第2戦の別府31着、第3戦の平22着と6走中2勝を含む5度の確定板入りという安定感抜群の成績で、連続優出を果たしている。優勝経験者としてここでもV争いの中心を担うことになるだろう。
メンバー中で在所成績最上位は3位の安達光伸。学生時代には4km個人パーシュートでインカレ2連覇や、21年全日本自転車競技選手権2位など自転車競技の中距離種目で輝かしい実績を持つ。競技で培ってきた持久力は今回生トップクラスであり、記録会の3000mでは今回生トップタイムを叩き出している。また第2回トーナメント競走を制した実績も光る。デビュー戦の熊本では231着、そして直前の四日市は11❻着とVには手が届いていないが、本格デビュー前の最後のルーキーシリーズでしっかりと納得のレースを見せる。
在所7位の丸山留依は、第1回記録会でゴールデンキャップを獲得し、第1回トーナメント競走も制している。平では決勝こそ5着に敗れたが、予選を連勝し優参を果たした。続く四日市は急な追加で初日は動きが重かったが、尻上がりに調子を上げて待望のV奪取。連続優勝でルーキーシリーズを終えるか。
また初戦の熊本で決勝進出を果たした新垣慶晃や、第3戦の平で決勝にコマを進めた大塚城も在所成績上位の実力者として侮れない存在だ。