主役は譲れぬ竹内雄

竹内雄作
強力な地脚を武器に中部を支えてきた竹内雄作を主役に推す。12年前期から長きにわたってS級の舞台で活躍を続けた竹内だが、今期からはA級に降級となる。それでも前期のF1戦では7勝、G3でも2勝の白星を挙げており、まだまだS級トップ戦線でも猛威を振るった先行力は健在だ。同県の山田祥明を連れて、別線完封に期待する。
総合力では関東勢も見逃せない。40歳にして初めてS級の舞台で1年半を戦い抜いた苦労人・鰐淵圭佑は、そのS級戦でもしぶとくコンスタントに連対を重ね、努力を結果で示してきた。関東の機動型には、降級組の磯川勝裕に加え、3月に特班を果たして6月福井では1・2班戦での初Vを完全優勝で飾った渡邉壘がおり、強力な関東ラインが形成される。
流れに応じて戦法を自在に使い分ける猪狩祐樹の一発も侮れない。鋭い差し脚を持つ相澤政宏や杉山悠也が猪狩に続く形となれば、北日本勢は一気に脅威の存在となる。