総合力上位の阿部大

阿部大樹
100点を超える競走得点を誇る阿部大樹がシリーズの主役だ。前期は3月当所G3での決勝進出があり、5月豊橋でも着で優出している。今期は9年ぶりのA級降級となったが、このクラスならば力は一枚上だ。関東勢はイキのいい若手機動型が少ない印象だが、いざとなればタテ脚を兼備している阿部が、好位置確保からまくりを繰り出すこともありそうだ。埼京連係で西村行貴や、地元でS降りの稲村好将が結束して阿部を盛り立てる。
積極性で優る龍野琳太郎は今シリーズ一番の機動型。今年はすでに18勝を挙げる活躍を見せており、5月高松での準優勝を含め、前期は3度の優参を果たした。龍野とは同期の都築巧や、6月静岡で優勝があり、決め脚好調な近藤誠二と精鋭がそろっており、この中四国勢からのVも十分だろう。
前期はS級1班の佐藤龍二も侮れない。4月宇都宮アドバンス、5月大垣で優出し、その後もシリーズ1勝ずつ挙げる活躍。南関勢のジカの目標は不在となるが、何でも器用にこなす強みを生かしてVを狙う。
同じく降級組の猪狩祐樹、金成和幸の福島コンビも軽視はできない。猪狩は4月川崎G3の落車により、その後は欠場が続いているが、落車前はヒットが目立っていたので、一発の魅力はある。