菊地圭が軸の北日本勢

菊地圭
菊地圭を擁する北日本勢の層が厚い。前期は6度の優出を果たし、3月取手では完全Vを飾った菊地は、スピードを生かしたカマシ中心のレースで活躍している。末の甘さが課題ではあるが、ダッシュ力はS級でも通用するだけのものがある。また、相変わらず鋭い差し脚を持つ會澤龍と杉山悠也も加わり、強力ラインを形成する。また今期2班に昇班してきた福田健太が勝ち上がってくるようならば、北日本勢の勢力は増す。
前期S級の長松空吾は、予選を中心に苦戦が目立つ結果が続いていたが、5月西武園で予選初連対を果たし、その後の宇都宮記念、別府記念と敗者戦ながらも白星を挙げ、成績は右肩上がりだった。A級なら前期6度の優出がある中園和剛とともに上位進出は十分だろう。
地元の菊池竣太朗にも注目したい。前期は2班も、予選で確定板を外したのは一度のみで、8度の優参。今年に入って17勝と勝ち星も多く、久々の地元戦に向けて照準を合わせる。降級組の藤田大輔や、成田健児が菊池を援護し、好勝負に持ち込む。