小川将が混戦を制す

小川将二郎
各地区に実力者がそろい混戦ムードが漂う中、小川将二郎を本命に据える。前期はVこそ6月奈良の1度のみだったが、常に優勝争いに顔を出し、スピードの違いを随所で発揮した。追い込み型の上田学、國村洋の援護を受け、中四国ラインでVを狙う。
平野想真、谷田泰平、加藤寛治とそろった中部勢も侮れない勢力だ。平野は直近4カ月のバック数が14本と、積極的なレースを続けており、バックを取っての押し切りという自身の形が確立されつつある。平野に乗る形で谷田と加藤が続き、強力なラインを形成して上位進出を目指す。
高橋昇平、牧田悠生、植原琢也の関東トリオも警戒が必要だ。非凡なスピードを持つ牧田、6月取手の優勝など復調ムードの植原の二枚機動型に加え、競走得点トップの高橋が加わることで、ラインの総合力は他地区に引けを取らない。優勝戦線に食い込んでくる可能性は十分だ。
近畿勢は層が薄いが、ベテラン西岡正一の立ち回りには注意したい。