地元V狙う岩原健

岩原健馬
本格デビュー初戦を迎える127期から、地元の岩原健馬を中心視したい。ルーキーシリーズでは9走中4度の確定板入りを果たし、5月四日市の予選1では、シリーズ準Vを果たした猿樂楓に対して8分の1輪差の2着と健闘を見せた。自転車競技の経験がない中で養成所に一発合格を果たしたことからも、そのポテンシャルの高さは証明済み。第3回記録会ではゴールデンキャップに輝いた背景からも、記念すべき地元でのデビュー戦に期待がかかる。
在所12位の伊藤涼介は、熊本、平の2シリーズを病気欠場したため、実戦は6月玉野MNの一戦のみ。それでも予選2で確定板入りを果たし、一般戦ではバックを取るなど、積極的な走りで存在感を示した。「記録会の順位がどの種目も平均値なので、目立つような弱点がない」と自身を分析するように、本格デビュー後は全体的な底上げなったかが鍵となりそうだ。
もう一人の127期の土井慎二もルーキーシリーズでの安定したレース運びは魅力的だったし、125期の藤原夏志や、前期は125期勢に見劣りしない活躍を見せた岡本翔もV候補から外せない。
1班からの降班となる泉文人は、昨年末の大宮での失格により、今期はチャレンジ陥落が濃厚とされていた。S級経験がある実力者だけに、持ち味の自在性に富んだ走りで、ここからの巻き返しを図りたい。