機動力で田村大がリード

田村大
競走得点100点台を誇る田村大がシリーズの主役だ。今期はA級に降格となってしまったものの、1年半S級の舞台を経験し、前期には予選で白星を挙げる場面も多かった。まくりの威力も強烈ではあるが、決まり手の大半は先行によるもので、バック回数は2ケタを優に超えている。ここは地区単騎となりそうでラインができるかも流動的だが、機動力では大きくリードしているだけに、優勝に最も近い存在だ。
前期は確定板入りが少ない印象があった酒井拳蔵だが底力はあるので、降級してきた今期で十分に戦えるか。同じくS降りの西岡正一や、同郷の小林卓人とともにV奪取を狙う。
地元の下岡将也もS級戦では苦戦が続いていたが、A級戦ならば持ち前のダッシュ力はトップクラス。ムラ脚であることは否めないが、地元戦での奮起に期待したい。後位を固める援軍も坂上樹大、谷田泰平、山田裕哉と実力者がそろい踏みであるし、昇班組の佐藤大地次第ではV争いの中心となることも。