総合力で中田拓に期待

中田拓也
127期生のなかで在所順位が最も上である中田拓也がシリーズの主役だろう。127期生の自治会長を務めていた29歳のオールドルーキーだが、養成所入所以前はロードレースチームで活躍し、自転車経験は豊富だ。ルーキーシリーズは6月玉野MNのみの参戦であったが、251着と最終日には11秒4のまくりで白星を挙げている。持ち味の持久力を生かしたスパートで本格デビュー初戦で好成績を目指す。
在所順位は56位でルーキーシリーズの5月熊本、別府では大敗が目立った佐藤魁皇だが、同月平152着と予選1でまくりを決めて初白星をゲット。決勝進出こそ逃したものの、シリーズで2度の連対を果たした。初戦の熊本でも大敗続きではあったが、積極果敢に仕掛ける姿勢は見せていたし、ライン戦となる本デビュー初戦でも、ルーキーシリーズ同様に積極的な走りができればV争いに加わってきてもおかしくない。
もう一人のルーキーである花田雄飛は、在所66位。養成所の競走訓練も1勝止まりで、ルーキーシリーズも着外続き。さらに5月四日市の予選2では落車と状態面が気がかりだ。しかしながら本格デビューまでに1カ月以上の期間が空いていただけに、しっかりと力を付けてくれば競走得点以上の走りは見込めるか。前期2班の村瀬大和も積極性は高く、中部で結束すればチャンスも十分。
新鋭の走り次第では前期2班の中岡海も降班直前は調子を上げていただけに、軽視はできないだろう。