機動力上位の長松空が軸

長松空吾
機動力上位の長松空吾をシリーズリーダーに推す。地元の6月別府記念では、2日目の選抜戦でS級初の逃げ切りを決めて1着を勝ち取った。今期はA級戦での戦いとなるが、仕掛けのタイミングを誤らなければ最有力の優勝候補として名が挙がる。前期に2度の準Vがある飯田裕次とともに、九州ラインで上位進出を狙う。
川口満宏、中山拓人の関東勢も見逃せない。川口はS級戦でも、補充参戦だった3月京王閣では大外を伸びて1着をもぎ取るなど、58歳を迎えた今もなお差し脚は健在だ。今節は同じくS降りの中山に前を任せて勝機をうかがう。
伊藤成紀、山本巨樹、堀僚介の大阪トリオも侮れない。目標不在ならまくりの一撃も繰り出せる伊藤、直近4カ月の連対率が5割弱と安定感を誇る山本、まくりを武器にする降級組の堀と、総合力では他地区に引けを取らないラインを形成する。
前期にはVもある近藤誠二は、目標さえ決まれば上位浮上も十分に考えられる。