和泉尚がV争いの中心

和泉尚吾
和泉尚吾がV争いをリードする。初のS級戦となった前期は、開幕3場所こそ勝ち星に恵まれなかったが、4場所目の2月奈良記念3日目に待望のS級初白星をマーク。その後もしっかり着をまとめていって、6月四日市G3では準決勝まで駒を進めた。再び1・2班戦に戻るが、S級定着を見据え、持ち味の積極果敢な走りでVスタートを目指す。
小池千啓が率いる関東勢も意地を見せてきそう。小池は降級となった前期に安定した成績を残し、優勝こそ1月立川の1回にとどまったが、常に優勝争いに顔を出した。強烈なまくり脚を秘める上川直紀や、降級組の柿沼信也、原田泰志とともに、ラインの総合力でVを争う。
前期はG3で2勝を挙げた加藤圭一は、シャープな差し脚がいまだ健在。ラインがしっかりするようなら一気に台頭もある。
また、機動力のある阿部架惟都、一ノ瀬匠の存在も見逃せない。流れひとつで上位進出のチャンスは十分。