静岡新鋭コンビが中心

岩辺陸
127期からは4名が参戦する今シリーズは、岩辺陸、鈴木小次廊の静岡127期コンビがV最有力だろう。ルーキーシリーズ6月玉野MNで完全優勝を達成している岩辺は、本格デビュー後の3場所で2度の完全Vがある。在所順位は19位と4名のなかでは最も在所順位が上であり、先行、まくりを使い分けて、V争いをリードする。在所62位でルーキーシリーズでも連対がなかった鈴木だが、本格デビュー初戦の7月名古屋MNでは完全優勝と変わり身をみせた。同月松戸では予選で5着と敗れたものの、6走中5走は得意のS取りから突っ張り先行というスタイルを貫いており、岩辺と別線となったとしてもこの両者での一騎打ちが有力だろう。
この静岡コンビに対抗するのは松田安綱、藤原夏志の大阪勢か。松田はここまで決勝戦での確定板入りがないが、本格デビュー後の4場所すべてで優出をしており、安定感は抜群。7月函館MNでルーキーを相手に優勝を勝ち取った藤原も侮れない。