オールスターで名を売った佐藤礼

佐藤礼文 欠場
オールスターで決勝進出と大ブレークを果たした佐藤礼文が人気の中心となろう。オールスターでの佐藤は準々決勝で吉田有希ラインの3番手回り、準決は眞杉匠ラインの3番手からそれぞれ2着とチャンスをきっちりモノにした。ここも吉田との連係が叶いそうで絶好の勝機到来とみた。吉田はグレード戦では準決がやや壁になっているが、トップスピードやスタミナは申し分ない茨城の大砲。予選や敗者戦では白星を量産している。別線に警戒される中でも逃げて連対を果たすケースが多い実戦内容は高評価だし、ここは上位の同型が手薄なだけにライン決着に導くだけでなく押し切りにも期待できそう。茨城コンビに続く神山拓弥にも出番は十分ある。3月久留米では巧みなコース取りから強襲して今年初Vゲット。ここもゴール前では思い切り差し脚を伸ばす。
パワフルな自力戦に定評がある上田尭弥が8月前橋、小倉の準決で続けて1着を取るなど調子を上げている。続く渡邉豪大、吉本卓仁らを含め九州ラインには警戒が必要だ。
自在脚を駆使する小川真太郎はまくり、差しと展開に応じて使い分けており、吉田に脚を使わせた上で好位確保なら一発十分。
地元北勢は、ラインをけん引する高橋晋也に期待が掛かるが、オールスターで苦戦したように迫力に欠け、ここも厳しいのでは。