中部コンビが混戦に断
志田龍星
親王牌直後のシリーズでビッグネームは見られないだけに、どの地区の選手にもチャンスがありそう。ここでは志田龍星と西村光太の中部コンビに期待したい。志田は3月大垣G3を含め今年V3。中部期待の大砲で、スピードある一撃の破壊力は満点。9月奈良での向日町記念で3連対、10月松阪記念でも2連対と差し脚確かな西村とのワンツー決着は有望だろう。
道場晃規、新田康仁の静岡コンビに、嶋津拓弥の南関勢も総合力は高い。9月大宮は直前の落車の影響が見られた道場のデキ次第にはなるが、道場は9月岐阜記念の二次予選で主導権争いをして脚を消耗したS班の犬伏湧をまくりで仕留めている。切れ味鋭いまくりに定評があり、しっかりレースを組み立てられれば、後続もしっかりしているので3者で連独占は十分。
橋本瑠偉、山岸佳太、杉本正隆の栃茨勢もVを争う。橋本は9月当所記念8着と3度の確定板入りを果たしており、ここも仕掛けのタイミングが適切なら波乱を呼ぶ。
北勢は、坂本貴史、新山将史の地元勢や佐藤一伸らで総力を結集して立ち向かう。10月松阪記念で決勝3着と好走した佐藤が同期の坂本らの前で攻めていくか。力的には別線勢と大差ないので意地を見せたい。