機動力優る竹内雄

竹内雄作
機動力で優る竹内雄作がVには最短だ。前期まで13年間S級で走り、16年富山での共同通信社杯を完全優勝している竹内は断然格上の存在だが、謙虚に現状を受け止め、一戦一戦テーマを持って走っている。その結果として、9月四日市で降級後初Vを飾ると、続く富山は3日間逃げ切って完全V。課題をクリアしていって、ここも自信を持って臨めるだろう。売り出し中の梅澤忠秀が勝ち上がってくれば前を任せる競走になりそうだが、基本的に中近で佐野梅一を連れての積極策で挑む。
阿部大樹もA級を走るような格の選手ではない。今期はV4など脚の違いを存分に見せている。9月大宮の初日特選など関東の目標が不在でも持ち前の豪脚でカバーして勝っており、ここも前々に攻めていく。
佐々木亮太、立花昌也、地元の山崎司の北勢もV争いの行方を大きく左右する。キーマンは佐々木で、8月玉野で完全優勝すると、その後も9月青森MN2着、松戸MN1着と絶好調。青森、松戸はともに番手の選手のVに貢献していて、ここも立花にチャンスだが、立花は9月に連続落車していて厳しいか。
9月防府では番手戦ながら優勝している中野光太郎も一発を秘める。藤原浩と四国勢にも注意。自在に走る滝本泰行も展開がモツれれば。