地元の新鋭・吉田夢に期待

吉田夢希斗
出場の127期生の力が拮抗しているが、地元のルーキーである吉田夢希斗に期待してみたい。本格デビュー後の決勝進出は2回のみであるが、前場所の10月防府で3日間力強いまくりを決めて無傷の3連勝で初優勝を手にした。また予選に限れば、6場所で3勝、2着2回と比較的安定した成績を残しているだけに、地元戦でもしっかりと結果を残したいところだ。
川西康彦は9月熊本でデビュー初Vをゲット。決勝戦は上がり11秒3の好スピードのまくりで別線を一蹴している。チャレンジ戦では先行、まくりを使い分けて今期8勝と白星も多く、ここも吉田彰久、近藤直幹を連れて積極果敢に攻めて優勝を狙う。
デビューからここまで白星がない大本隆也だが、8月川崎2着で初の決勝進出を決めた。在所順位は67位と下位だったが、さらにレースに慣れてくれば、初勝利はもちろん、V争いに加わってきてもおかしくない。今期5度の優出があり、決勝3着が3回ある渡邊一洋は新鋭をしっかりと盛り立てて上位進出があってもいい。
ルーキーの力が甲乙つけがたいだけに、展開次第ではつぶし合いになって、小松剛之、齊藤紳一朗の北勢や、片山直人、米嶋賢二の九州勢の一発は警戒したい。