石塚慶の総合力に期待

石塚慶一郎
今期の5場所で1V、準V2回と安定した成績を残している石塚慶一郎がシリーズの中心だ。今期は7月小松島着のVスタートで、7月別府は決勝進出を逃したものの、4度の優参で、今期だけで9勝を挙げている。得意のまくり一撃を中心に何でもできるオールラウンダーで、ここもV争いの中心を担う。49歳のベテランながらも、中村一将は先行主体の競走が持ち味。今期の優勝はないが、9月函館MNのオール2着は準決、決勝で特進した伊藤成に交わされたものの、機動力の健在ぶりのアピールしており、石塚と連係でも別線でも侮れない。
笠松将太、永井哉多、今井聡と埼京勢も戦力は充実している。笠松はS級仕込みの機動力を発揮し8月防府で優勝実績がある。永井は今期2班ながらも、8月前橋、9月立川で2度の完全優勝があり、両者の機動力は近畿勢相手でも引けを取らない。
降級後3度の決勝進出がある丸山貴秀は、9月立川で連勝での決勝進出を決めて復調ムードの猪狩祐樹や、今期2班に昇班し、7月別府で決勝進出がある小田恭介に前を任せて上位進出を狙う。