先行力ある平野想

平野想真
今期の3カ月間で4Vと優勝を量産している平野想真がシリーズの主役となるだろう。今期より1班に昇格し、初日特選の5連勝を含め、今期だけで14勝を挙げている。またバック回数も2ケタを超えており、先行、まくりの機動力をうまく使い分けてV争いを演じている。ここは同県の佐藤亙とタッグを組んで、愛知コンビでワンツーを目指す。
前期S級の実力者である古賀勝大は、今期初戦の7月防府着でV発進。その後は優勝がないが、コンスタントに優出を重ねている。まだまくり脚も残していて、ここはタテヨコ駆使して優勝を狙う。降級組の木村直隆もタテ脚があるタイプ。8月川崎で落車したが、その後の2場所ともに優参と状態面の不安はなさそうだ。
8月岸和田以降の4場所は決勝進出が1度のみとやや苦戦している松尾信太郎だが、今期は持ち前の決め脚を発揮し9勝と底力はある。九州勢には有力な機動型が少なく、ここも苦戦する可能性はあるが、タテ脚のある竹元健竜、小竹洋平らとともにV争いに加わる。
まくり一撃の魅力がある久樹克門に大瀬戸潤一郎が続く中四国勢も軽視はできない。