そろいにそろった関東勢

森田優弥
上位は一線級の選手ばかり。どの地区から勝者が出ても不思議ないが、森田優弥、菊池岳仁、金子幸央、森田一郎という強力機動型に、ガード役にも恩田淳平という関東勢を重視。森田優も菊池も自力へのこだわりの強い選手だし、特に森田一が乗ってくれば、関東はラインを二分することとなりそうだが、いずれにしても強大な勢力だ。森田優は8月にはF1戦を連続優勝し、記念でも決勝に乗ったようにしっかり戦えている。森田一とも連係がある上に、タテ脚だけでなくヨコの捌きにも定評がある選手なので優位に運べそうだ。一方、8月富山、9月青森と記念を連続優参するなど菊池は脚力アップ著しい。金子も9月奈良での向日町記念では連日抜群の動きで1着と決勝に進出と乗れている。ただ、ここは自力にこだわらずラインでの競走を優先するのでは。
昨年44勝、今年もすでに34勝と勝ち星量産の石原颯を無条件で信頼する手も。快速先行、まくりでオールスターでは2勝、9月熊本着と近況も申し分ない。タイミングを逃さない一気攻撃に注目。同県の香川雄介、田尾駿介が石原に食い下がろう。
石塚輪太郎が先導役の近畿ラインも強力だ。今期は連続失格もあるなど流れが悪い石塚だが、10月京王閣記念では復調の兆しも見せていた。後ろが同県の東口善朋や共同通信社杯で表彰台に乗った三谷将太なら、安易にまくりに構えず早めの仕掛けを心掛けることも考えられる。
8月当所G3で優参するなど乗れている地元の林大悟も忘れてはなるまい。総力戦で臨んで意地を見せてくる。