藤田楓のスピードに期待

藤田楓
127期の3名がV争いの主役になりそうだが、そのなかでも今期3度の優勝を誇る藤田楓を中心視したい。養成所時代の在所順位は49位であったが、第3回記録会でゴールデンキャップを獲得。本格デビュー後は2度の完全優勝を含め、3度の優勝があり、3名のなかでも力は一番か。ここは中四国結束で作田悦章の援護を受けて、ゴール勝負に持ち込みたい。
優勝は1回のみであるが、ここまで7場所すべてで優出し、直近の6場所は予選、準決で白星続きの吉田航も差はない。決勝で勝ち切れないところが課題だが、今期だけで14勝を挙げ、着外が1回のみと少ないのもプラス材料。今期2度の優勝と決め脚好調な足達重満を連れて積極果敢に攻めれば、2度目のVがあってもいいだろう。
3名の中で最も在所順位が上であった西森一稀は、9月四日市で悲願の初優勝をゲット。それまでは3度の準Vと優勝にあと一歩まで迫っていたし、決まり手の8割は先行という点も評価できる。高い連対率を誇る渡会啓介との中近タッグで同期対決に臨む。