スピードで優る野中龍

野中龍之介
127期3名がV争いの中心となってきそうだが、そのなかでも野中龍之介がV最有力候補だろう。養成所の在所順位は47位だが、記録会では2度ゴールデンキャップを獲得している。9月立川の決勝2着で特班は逃したものの、8月西武園、四日市MNを連続完全優勝しており、力は今シリーズ参戦のルーキーのなかでも一番だろう。ここでも抜群のダッシュ力を生かした仕掛けで優勝を目指す。原岡泰志郎は四日市MNで野中とワンツーを3回決めているので、ここも野中の仕掛けに続いて上位進出を狙いたい。
今期7場所すべてで決勝進出を果たしている吉岡優太は、8月青森、9月前橋の2度優勝を手にしている。吉岡も第3回記録会のゴールデンキャップ獲得者で、卒業記念レースは準Vと力はある。本格デビュー後は積極果敢な走りを見せているだけに、先行策で他の同期を圧倒する。
地元の生野優翔は本格デビュー初戦の7月富山で初優勝を飾っている。予選に関しては6連勝中で、途中欠場した9月松阪MNを除いた5場所のうち4場所で決勝まで勝ち進んでいる。8月当所MNでは1着と優出を逃しているだけに、今シリーズでのリベンジを誓う。