地元の丸山留が断然
丸山留依
好メンバーがそろったシリーズだが、地元のルーキー丸山留依がV候補の筆頭格に名乗りを上げる。チャレンジ戦を3場所で卒業し、5月のルーキーシリーズ四日市、8月のルーキーシリーズプラスで優勝と127期の中でもトップクラスの機動力を誇る。昇班後は初戦の8月奈良も1着で優勝、その後10月弥彦MNは特進した高橋舜の番手まくりに屈したものの、予選、準決は危なげのない走りで連勝している。ここは7月平塚MNで優勝のある望月湧世とともに地元勢でワンツーを狙う。
実績面では長らくS級のトップクラスで活躍してきた竹内雄作も引けを取らない。今期は11年後期以来のA級暮らしだが、11場所連続で優参し2度の優勝実績を有している。ケレン味のない先行力で別線を圧倒しよう。中近結束で竹内との連係が見込めそうな小谷実は、鋭い決め脚が魅力。8月岐阜、9月奈良と連続Vを飾っており、ここも竹内の仕掛けに乗って上位進出を目指す。
競走得点上位の実力者が多くそろった中四国勢は、先行力のある船瀬惇平に、谷元奎心、野崎将史、薦田将伍とタテ型の選手が続く。中四国で結束して長いラインとなるようならば、地元勢、中近勢が相手でも互角の勝負ができそうだ。