スピード断然の水澤秀
水澤秀哉
本格デビュー後5場所で確定板を一度も外していない水澤秀哉の力が断然だろう。特班に挑んだ8月取手は準決で2着に敗れて、連勝はストップしてしまったものの、そのスピードは好メンバーそろった今シリーズでも一枚上だ。近況はレースから遠ざかっているが、南関地区プロの1kmTTで優勝を果たすなど状態は維持していそうなだけに、ここはしっかりと勝ち切る。
対抗格は、同じく特班を逃した中田拓也だろう。本格デビュー後はロードレースで培った持久力を生かした先行勝負で、ルーキーシリーズプラスを除いた5場所で2V、準V1回、決勝3着2回と好成績が続いている。同県の石黒健や、中四国結束で田村裕也まで加わるようならば、ラインの厚みも増して優位に運べるだろう。その田村は今期1V、準V4回とルーキー相手でも引けを取らない。
まくり兼備のタテ脚がある中村賢二は、8月福井での優勝を含め、今期は9優参の活躍。また今期だけで15勝を挙げていて好調なだけに、目標となりそうな林佳宗依ら機動型が勝ち上がってくればV争いまで狙える。
9月静岡で久々のVをつかんだ別所英幸は、同県の片折勇輝や、地元の山本康旗次第では上位進出も十分。