勝ち星を量産している石原颯
石原颯
昨年は44勝をあげた石原颯は、今年も勝ちまくっている。競輪祭では二次予選Bで敗退したが、5日目は菅田壱、志田龍らを相手に豪快なカマシを決めて押し切り、40勝の大台に乗せた。まくりでも力を発揮できるが、短走路なら先行基本の競走でVを狙おう。大ベテラン香川雄介が石原を追走する。しぶとさは相変わらずで、香川ワンツーは有望だ。
切れ味鋭い菅田壱道も有力な優勝候補。競輪祭の5日目は、石原の一撃にしてやられただけに、ここはリベンジを期しての参戦だ。石原に後手を踏ませるか、石原の逃げを射程圏に入れてのまくりなら逆転十分。北日本勢の追い込み型が不在なら、内藤秀久が菅田に続くか。
先導役を務める阿部将大を小川勇介、松川高大が盛り立てる九州勢も差はない。最近の阿部は調子を上げていて、10月別府G3、11月小田原G3では、いずれも準決で勝ち星をゲットしている。好機に仕掛けて主導権を握れば、九州勢から優勝者が出ても不思議ではない。
機動力に磨きがかかった木村皆斗、堅実な走りで成績をまとめている雨谷一樹がタッグを組む茨栃勢も軽視は禁物だ。