和泉尚の機動力が上位
和泉尚吾
競走得点95点オーバーと圧倒的な戦績を残している和泉尚吾が優勝候補の筆頭格だ。前期には初のS級戦を経験し、今期は2度の優勝、準V2回を含め、ここまで9場所すべてで決勝進出を果たしている。今シリーズでもその機動力は抜けた存在で、しっかりと仕掛けてV争いをリードする。前反祐一郎、滝本泰行の中国コンビは、和泉の仕掛けにきっちりと続いて、中四国勢で上位独占を目指す。
斉藤樂、角田光の北の機動型コンビも侮れない。斉藤も前期は初のS級を経て、今期は先行、まくりの機動力だけでなく、シビアな位置取りに出ることもあり、攻め幅は多彩。また番手戦も器用にこなし、9月松戸MNは番手回りで優勝を手にしている。角田は今期2班に初昇格し、10月玉野で1・2班戦初Vを3連勝でゲットした。また直近の5場所は、予選、準決を連勝で決勝に勝ち進んでおり、ここも持ち前の機動力を発揮し、V争いに食い込む。
決まり手すべてに数字を残しているオールラウンダーの仁藤秀にも注目したい。今期は優勝、準V、決勝3着が1回ずつあり、各地でV争いを演じている。ここでもタテヨコ柔軟に立ち回って上位進出を狙う。仁藤と同県の石橋慎太郎や、自らも自力自在に立ち回れる花田将司と南関勢の援軍も充実している。
また山田雄大、内田英介の埼京コンビも展開がもつれれば出番は十分だ。