佐藤龍が決め脚発揮
佐藤龍二
前期までS級の舞台で活躍していた佐藤龍二がシリーズリーダーを務める。降級後の今期は、4V、準V2回の好成績で、ここまで決勝を外したのは1度のみと抜群の安定感を誇る。また今期だけで16勝と白星の多さも魅力だ。ここは競走得点上位に南関勢の機動型が不在も、いざとなればまくりも打てるし、ダッシュ力ある小笠原光と連係すれば、チャンスも増すだろう。その小笠原は、大敗が目立つ一方、1着も多く、ハマった時の一撃はまだまだ強力だ。
対する九州勢の司令塔は小酒大勇だ。今期は優勝こそないが、準Vが3回と好結果にまとめている。10月久留米の決勝で小酒とワンツーで久々の優勝を手にした山崎翼に、今期8度の決勝進出があり、11月別府MN3着と好走した坂本晃輝と援軍がそろっているだけに、結束力を高めて上位独占を目指す。
関東勢は小榑佑弥が先導役で、平原啓多、西村行貴の埼京勢が後位を固める。小榑は8月平塚1着で優勝を飾っており、先行だけでなく、器用な一面も持ち合わせている。平原は今期の序盤で苦戦が続いていたが、10月岸和田MNで優勝している。また西村も9月奈良で落車し、その後は欠場が続いたものの、11月京王閣、松阪MNと連続で優出し気配は悪くない。
バック回数2ケタを超えるような積極型が少ないだけに、日野博幸の一発は軽視できない。