両原田の争いは互角
原田亮太
競走得点で見ると原田亮太、原田翔真の両者が互角だが、9月岸和田での落車以降、欠場が続いている原田翔よりも、原田亮の機動力を重視したい。今期からA級に降級したが、ここまで4V、準V3回と圧倒的な成績を誇る。S級仕込みのパワフルな先行力は、A級戦では抜けており、ここも同県の須藤悟を連れて積極策に出てV争いをリードする。
状態が万全ならば、原田翔も差はない。前期のS級戦では100点台の競走得点を保持していて、今期も落車前の5場所で着外は1度のみ。佐山寛明、小笹隼人の地元勢に、徳丸泰教と援軍も充実しているだけに、原田翔の仕掛け次第では上位独占があってもいい。
2班ながらも高い連対率を誇る佐々木亮太に、差し脚鋭い成田直喜の青森コンビも今期は優勝が1度ずつある。強力な機動型がそろうが、青森両者の一発があってもいいだろう。
決まり手すべてに数字を残している牧田悠生は、機動力の面では劣るが、総合力を生かして間隙を突く。11月青森、武雄と連続V中の丸山直樹は、牧田の仕掛け次第では浮上も。
降級後に5度の優勝実績を有する山内卓也だが、ここはジカの目標が不在。しかし、10小田原では自らまくって優勝しているように、A級戦ならばタテ脚発揮の場面もある。笹倉慎也とともに波乱を呼ぶか。