坪内恒の先行力に期待
坪内恒
競走得点上位者に積極型が少なく、坪内恒、深瀬泰我の南関コンビに期待したい。坪内は9月奈良を着の優勝があり、今期は5度の優出がある。ムラ脚であることは否めないが、今シリーズでは先行力はトップクラス。またハマった時の一撃は強烈なだけに、ここはその一発に期待して本命視した。深瀬は、直前の12月小田原で大きな着が目立ったが、今期は2度の決勝進出もある実力者。この南関コンビでV争いをリードする。
競走得点トップは、決め脚好調な近藤誠二。10月小倉MN着で優勝を飾り、今期は14場所のうち11度の優参と成績は安定している。中四国勢は他も野村典嗣、近藤修康と追い込み型が中心になっているが、ルーキーの諸隈健太郎が勝ち上がってくれば、一気にV筆頭格に名乗りを上げることもありそうだ。
自力自在に何でもできる牧田悠生も侮れない存在だ。9月前橋の優勝のほか、準V3回と決勝での確定板入りが多く、大崩れが少ないことが魅力の1つ。11月弥彦で途中欠場し、その後の2場所も欠場と状態面が気になるところだが、小田倉勇二、山田雄大のタテ型の埼玉コンビと結束して優勝を目指す。
地元の鶴良生も黙ってはいない。今期は連続Vからスタートと好発進を切ったが、中盤で崩した。しかし、11月玉野MNで立て直し、12月名古屋MNも優出を逃したが、初日特選を含むシリーズ2勝と気配は上々。S級点ゲットへの勝負駆けもここがラスト。ベテランマーカーの合志正臣を引き連れて地元Vを狙う。