混戦のV争いも望月湧を指名
望月湧世
各地区から実力者が集結し、どの地区も力は拮抗している感があるが、望月湧世をシリーズの主役に推す。今期の優勝は7月平塚MNの1度のみであるが、10場所のうち8場所で優参と安定感がある。また近況の決まり手はほとんどが先行によるもので積極性の高さも評価できる。ここは南関勢の援軍が手薄ではあるが、その力を信頼して本命に抜てきした。
対抗格は稲毛知也、筒井裕哉の近畿コンビか。稲毛は今期の優勝はないが、準Vが2回、決勝3着1回と力はV級だ。以前はムラ脚が目立っていたが、成績も比較的安定してきた。筒井も降級後は落車、失格があるものの、7場所で優出しているので、稲毛の仕掛け次第ではVチャンスも十分。
今期2班に初昇格した岡部陸斗は、11月高知では準Vと優勝にあと一歩まで迫り、1・2班戦でもようやく頭角を現してきた。岡部の積極策に乗って志村龍己、尾崎剛の抜け出しがあってもいい。
松尾信太郎は上位進出の為には、同県の櫻木雄太の勝ち上がりが必須となるだろう。
足場不在の柳谷崇、岩本純の動向も注視したいところ。