斉藤樂の総合力が優る
斉藤樂
前期S級の斉藤樂が今シリーズの中心となるだろう。降級後の今期は11場所のうち8場所で決勝進出し、3度のVがある。また来期にはS級復帰が決まっているので、来期に弾みを付ける意味でもここでしっかりと好成績を残したいところだ。今期より2班に初昇格した角田光も10場所で8優参と決勝の常連となっている。10月玉野では完全優勝で1・2班戦初Vを飾っており、ここも斉藤とともにV争いをリードする。
今野大輔が軸となる中四国勢も侮れない。今期の優勝は11月平の1度のみだが、決勝3着が4回あり、3連対率の高さは魅力だ。同県の積極型である中原航大を巧く操縦して岡山ワンツーに持ち込みたい。その中原は8月佐世保MNで完全優勝を飾り、準Vが2回、決勝3着が1回と決勝での好走も増えてきた。高市訓但はこの岡山コンビと連係して上位進出を目指すか。
機動力では山田駿斗も負けてはいない。バック回数は2ケタ超という積極タイプで、今期は2度の優勝実績を有している。副島和人に連れて積極策に出れば、南関勢の台頭があってもいいだろう。
小榑佑弥、稲村好将の群馬両者の一発も軽視はできないし、目標次第では中園和剛の浮上も十分。