検車場レポート
松岡 貴久 熊本 90期 |
前受けは北日本勢も青板から松岡貴久が動いて正攻法の位置へ。打鐘前に高橋和也がインを斬ると、その動きを追った横山尚則が叩いて主導権を奪取。3番手をキープした高橋が北野を連れて2コーナーからまくったが、後位にいた松岡が2センターからまくり気味に仕掛け鋭く突き抜けた。
「早くレースを動かしたのは、風向きと寒さもあり抑える段階で脚を使いたくなかったから。後は佐藤友和さんが打鐘でカマすかくらいで、他は流れのままです。踏んだ距離も短かったので、そこまで良い感触が残ったわけじゃない。堤(洋)さんは自分で2着に突っ込んできた感じでしたよ」
2着は高橋を利した北野と松岡マークの堤で同着。2人のベテランは共に表情が明るい。松岡に伸びを称賛された9は、
「(松岡)貴久がまくり追い込みだったけど、2着まで届いたからね。伸びは良いと思う。今年に入り古いフレームを引っ張り出して乗っているけど感じ良いんだよ」
45歳の北野もしぶといレースぶりで奮闘している。
「高橋君が良い位置を取って仕掛けてくれた。他の記者さんに『あのまくりを抜けるなら大丈夫だよ』と言ってもらえたから良いんでしょう(笑)。でも、12月の状態と比較すると少し足りないかな」