検車場レポート
小原 太樹 神奈川 95期 |
小原太樹が最終日にしてようやく意地を見せた。号砲と共にポンと飛び出し正攻法に構えると、別線の動きを見ながら打鐘で6番手まで車を下げる。最終1センターからまくり上げると中団から合わせて踏む佐野や逃げる小川を一気に飲み込みラインで上位独占。
「受けて立たないとってこともありますけど、今日は別線のイン粘りも警戒して前受けに。踏み込んだ時にはもういけると思いました。2日間が不甲斐なかったので勝てて良かった」
3日目に補充で参戦した佐野は中団からまくるも一息。
「移動疲れか重かったですね。でも動けていないわけではないので。こうやって自分で動きながら脚を戻していくしかないですね」
小原にまくられた小川は悔しそうにレースを振り返る。
「メンバー的にも自分が逃げないといけないなって。もうちょっと抵抗したかったですね。点数を上げないといけないけど、まくりだけではダメだと思うし戦法のバリエーションを増やしていきたい」