検車場レポート
内村 泰三 山口 72期 |
赤板の2コーナーで加藤健一が主導権を握ると、関東、中部コンビに高木竜司まで続いて、前受けの片岡迪之は想定内の8番手まで引く。佐藤亙が5番手からインを押し上げて、逃げる加藤の番手はもつれる。隊列が凝縮されたところを片岡は見逃さず、最終ホーム手前から反撃に出る。逃げる加藤をとらえた片岡を内村泰三が交わしてシリーズ後半を連勝。
「記念の負け戦はいいんですよ、(連勝で)よかったです。(片岡の走りは)100点ですね。200勝を阻んでしまって申し訳なかった(笑)。彼(片岡)は勢いも良かったし、(最終)1センターでは回していたからもう大丈夫だと思った」
前受けから8番手に下げた片岡迪之は、前団のもつれを利してロングまくりで前団を仕留めた。
「あの並びで(8番手は)覚悟しました。あとはどれだけ行けるかの勝負だと。(佐藤が)追い上げてくれたんで、展開は向きました。まだまだ力が足りないけど、(仕掛けるべきところで行くことが)できてなかったのが、できるようになってきた」