検車場レポート
郡司 浩平 神奈川 99期 |
大矢崇弘が打鐘で郡司浩平を押さえる。関東勢に続いた小川真太郎は巻き返して大矢を叩くも、橋本強が連結を外して裸逃げの展開に。郡司は降りてきた橋本を入れて5番手にポジショニング。2コーナーからまくり上げると、一気に前団を飲み込んだ。
「(カマした)四国勢の後ろにスイッチしようと思っていたら、橋本さんが離れてしまって。さらに降りてきて、そこをどうするか迷いましたね。でも、そこでゴチャゴチャするよりは引いてと。理想はそこを取り切って仕掛けることなんですけどね。すかさず行けたし、一瞬の判断もできている。車の出も良いですね。バックが追い風で3コーナーは流れていたので、出切ってからは安心しました」
和田圭は郡司にしっかりと続いて2着を確保。優勝した4月西武園に続き、記念開催を連続で優出した。
「橋本を退かすと思ったら、郡司君が引いてすぐに行ってしまった。デキが良いから、自力勝負なんでしょうね。最後は抜けるかなと思ったけど、踏み直されました。強すぎる。初日に差せたのは奇跡ですよ」
郡司ラインの3番手を回った伏見俊昭は、まくってきた野田源一に被って前を追えず。それでも、3コーナーからインを進出して中団まで追い上げると、直線で伸びて3着に入った。
「野田君が行き切れないだろうなと思っていた時に、(郡司が)まくって行った感じですね。野田君が降りてきて、追えなかったです。最後はコースが空いたので。ツキがあるし、決勝はしっかりと」