検車場レポート
浅井 康太 三重 90期 |
浅井康太が16年11月の武雄以来となる久々の記念制覇を果たした。レースは4車で結束した九州勢が大方の予想どおり主導権を握る。5番手を取った吉澤純平が最終2コーナーからまくると、これに合わせて吉本卓仁が番手発進。茨城コンビを追う形からまくり追い込んだ浅井が激しい直線の攻防を制した。
「組み立てはあまり考えてなくて、いつもどおり状況に応じたレースをしようと思ってました。外を踏んだけど、届かないと思って(杉森輝大の内に)車線変更しました。追い込みの脚が生きました。今開催はこれが自在っていういいレースができたと思います。今後につながりますね。久しぶり(の優勝)だけど、ホッとはできますね」
番手まくりの吉本卓仁は浅井の強襲に屈して2着。記念初優勝は持ち越しになった。
「山崎が強かった。余裕はあったし、自分のやれることはやったので、悔いはないです。(別線のまくりが)見えたら行こうと思ってました。ちょっとモコモコしてました。あれが精いっぱいですね。自分が弱かった。もっと鍛えろっていうことでしょう」
中団からまくった吉澤純平は不発。九州勢の抵抗を乗り越えられなかった。
「中団を取って仕掛けるっていう最低限のことはできました。組み立ては悪くなかったと思います。九州ライン4車で(坂本)亮馬が自分をことを持ってくるのは予想してました。あとは乗り越えられるかどうか。行けなかったのは力不足です」