検車場レポート
高橋 和也 愛知 91期 |
打鐘前に飛び出した窓場千加頼が徐々にピッチを上げる。追い上げた小川真太郎と高橋和也で3番手が併走になるが、高橋が取り切って最終ホームを通過。後方から早坂秀悟が仕掛けてくるが、1センターで金子貴志に張られた小川が落車。その煽りを受けて接触した早坂も失速。2コーナーからまくった高橋が、番手からタテに踏む稲垣裕之を乗り越えて1着で勝ち上がり。
「今日は先行を考えていたが、あそこまでフタをされるとは…。あの位置では引けなくなりました。記念の決勝は今年3回目。豊橋は記念で初めて決勝に乗ったところで、それ以来10年ぶり。嬉しいですね。体の反応は凄く良くできているし、調子も凄く良い。決勝は与えられた位置で頑張ります」
金子が遅れて、高橋の番手に切り替える形になった稲垣裕之が2着に入った。
「嬉しいですね。窓場君が強くて、成長してくれて。窓場君のピッチからして、3番手には誰かが単独でいるなって思ってました。高橋君のスピードを見てから慌てて踏んだ感じです。自分もそれなりに動けているが、乗り方とか脚のタメ方とかは修正が必要です」
昨年覇者の金子貴志は立て直して稲垣の後ろに入り、3着をキープ。
「内にいた時に(高橋)和也が仕掛けていったので、重たかった。和也の加速が凄かったですね。早坂が来たのが見えたけど、(小川を)持っていったあとは戻るしかなかった。和也が頑張ってくれたし、松崎(貴久)さんも3番手にいたので大きかったです」