検車場レポート
高橋 築 東京 109期 |
先行力一番の高橋築が赤板で斬った柴田竜史の上から叩いて先制。柴田は引かずに番手に飛び付き、高橋の後ろは競りになったがペースを乱さず駆けた高橋が後方からまくり上げてきた松澤敬輔の仕掛けを合わせつつ、自ら振って止めるとそのまま2周を押し切った。
「自分の先行一車みたいなメンバーだったので駆けるつもりだったし、相手が飛び付いてくるのも頭にあった。競られたのは確認できたけど、少し流し過ぎたかな。松澤さんがくるとは思っていたし、見えてから踏み直して巧く張れました。(落車の審議対象となり)連続で最終日失格になったらさすがにこたえるしよかった」
高橋の番手に飛び付いた柴田竜史は、最終1センター前には競り勝つとそのまま続いた。
「作戦通りの飛び付き。高橋君にペースで駆けられた厳しいし、野村(純宏)さんもいいんじゃないと言ってくれたので。飛び付いてから高橋君が緩いペースで駆けていたので取り切るのも大変だったし、脚を使わされた。(10月富山で一度失格し)次したらA級に落ちるけど、タテが出ないしビビっていたらS級では戦えない。残り2ヶ月怖がらずに戦って点数を上げたい」