検車場レポート
松崎 貴久 富山 82期 |
前受けの山中秀将を打鐘手前で押さえた廣田敦士が主導権。別線の動きを確認しながら、落ち着いてペースを握る。中団に畑段嵐士が入り、山中は7番手まで下げる。先行に迷いのない廣田は、徐々に踏み上げて絶妙なペースで駆ける。最終ホームから反撃に出た山中は、畑段のけん制もあって中団までで不発。番手から追い込んだ松崎貴久が、ゴール寸前でわずかに出て1着。
「展開がいいだけですね、前が頑張ってくれた。廣田君は落ち着いて駆けてくれたし、めちゃくちゃ強かった。あんだけいってくれてるんで、自分もなにかしてあげないとっていう思いはあった。だけど、なにもする必要がなかった。記念の(初日、2日目の)連勝なんで10年くらい前(07年1月1176着)の立川以来ですよ」
中部3番手の光岡義洋が外から追い込んで2着。逃げた廣田敦士もきっちり粘り込んで3着に入り、廣田がラインでの上位独占をメイクした。
「どこまでもつかなって思ってた。でも、風は全然感じなかったし、バンク(コンディション)も体の方もいいですね。展開的には、だいたいああなるなっていうのがあった。(ホームバンクのシリーズでは)いままでで一番いい」