検車場レポート
山口 貴嗣 福岡 82期 |
打鐘で動いた山本直は最終ホームを先頭で通過すると、そのまま先行態勢へ。4番手からまくった小酒大勇は大瀬戸潤一郎にけん制されて失速。大瀬戸は山本が直線でタレ始めると、4コーナーからタテへ踏むが、その外を山口貴嗣が伸びて波乱を演出した。
「前期は選手になって初めて大ケガをして、合計で4カ月近く休んでしまった。復帰して以来の1着を取れてホッとしました。大瀬戸君が持っていってもう1回は待てなかったのでバックを踏まずにそのまま踏みました」
警戒された不破はデキは申し分ないが、包囲網を突破できずに5着。
「ホームでいろいろ考えている所で杉本さんがしゃくってきた。人の動きなんで仕方がないけど、あれでタイミングがずれた。それでも踏み込んだ時は届くと思ったけど、金網近くまでけん制されて苦しいですね。調子はいいだけにもったいないですね」