検車場レポート
新井 秀明 熊本 85期 |
打鐘手前でハナに立った戸田康平を、高橋築が叩いて先行態勢に入る。後方の松川高大は2センターから追い上げて、戸田から中団を奪取。最終バックからまくって前団をとらえると、最後は番手の新井秀明が松川を交わして白星を挙げた。
「まっちゃん(松川)にはいつも任せているので。毎回、後手を踏まずに行ってくれますから。(一次予選のあとに)セッティングを微調整したんですけど、まっちゃんの後ろはセッティングっていうより、展開が向くんですよ(笑)。信頼して付いていきました。付いていて余裕もあったし、悪くなかったです」
2着で入線した松川だったが、打鐘手前のイエローライン踏み切りで失格。関東ライン3番手から、直線で伸びた白岩大助が2着に繰り上がり、準決勝へコマを進めた。
「今回は運一本ですね。自分はコースをこじ開けるタイプではなくて、開けばって感じなんで。前回のグランプリシリーズ(12月静岡FI)から、感じがいいまま立川に入れました。前期、支部長になってすぐに調子を落としてしまったんですけど、練習とのペースをやっとつかめてきました。記念の準決勝は初めてなのでよかったです」