検車場レポート
村上 博幸 京都 86期 |
抵抗する吉田拓矢を叩いた竹内雄作が主導権を握る。地元コンビが続いて、吉田拓矢は4番手に収まり最終ホームを迎える。村上博幸は一本棒の7番手に置かれる。2コーナー過ぎからまくった吉田を浅井康太が阻んだが、その外を村上がまくり気味に追い込む。浅井はインを突いた野田源一と絡み、村上がゴール前できっちり届いて優勝。一昨年12月の広島以来、7度目の記念制覇を遂げた。
「(吉田が竹内を)合わせてくれるようなら、やり合ってるところを(まくって)と思ってたけど。(最終)ホームではホンマひとり言のように、最低やって(笑)。自信になるというより、この4日間は練習でやってきたことをレースで確認するという感じでした。(優勝は)まさかですね。ゴールした時も(優勝が)自分だってわからなかった」
単騎の野田源一は最終バックで最後方。前が遠かったが、3コーナー過ぎからインを突いて、ゴール寸前で浅井を交わして2着。
「(吉田が)突っ張り切って、合わせ切るのか微妙だった。あそこはスイッチできない。なるべくサラ脚で回りたかったし、もう自分の位置からだと外は届かない。何回か内が空いたけど、神田(紘輔)君もいたし、(村上が)仕掛けるまで待った。浅井君が気づいた感じだったけど、竹内君が(内に)逃げたんで自分のコースはあった」
絶好の展開も地元の浅井康太は、外の村上、内から野田に行かれて3着。
「(まくって来た)吉田君のスピードがイマイチなかったんで止まるかなと。(吉田を)追いかける形でスピードを合わせてしまった。舛井(幹雄)さんもいるし、内は来られないと。そしたら入ってこられたんで、気を取られてしまった」