検車場レポート
中村 一将 兵庫 86期 |
藤井栄二が赤板で飛び出すと先にインを切った松岡孝高は3番手の内で粘る。ピッチを上げる藤井だったが猪俣康一が豪快に巻き返すと、藤井を叩き切って主導権を奪い返す。中部2車に出切られた中村一将は最終2コーナーから自力にシフトすると、前団を一気にまくって300勝を達成。
「(藤井)栄二が頑張ってくれたからですね。300勝達成はレース前は気にしていなくて、今気づきました。栄二はこられるスピードではなかったあら猪俣君を誉めるべきですね。(番手回りで自力を出すことが)良いか悪いかわからないけど、勝負の仕方はああいう風になる。自力と番手では求められることが変わってくる。記念の準決は3年ぶりくらいです」
荒澤貴史は近畿勢を追って直線で中を割り、2着の狭き門を突破。
「近畿が後ろ攻めだったし、そこを追った。松岡君が粘るとは思わなかったけどね。松尾にからまれながら、中村さんが2コーナーから出ていってくれて良かった。最後は当たっていくしかないと思ってコースを行ってけど、全部が正解でしたね。最近は流れが悪かったから良かった」